ジョナサンを想うあまり集中力を欠いていたのか気が急いたのか、
あり得ないミスを犯したドラキュラ伯爵。
棺に横たわっていた女性はルーシーと言う名の女性だった。
本当はミナの喉元に噛り付くはずだったのに・・・
 
永遠の命を授かってしまったドラキュラ伯爵の孤独は年々増してゆく。
 
上弦の月を見上げ、深い吐息をつくドラキュラ伯爵――――
 
彼の心が癒される日は来るのだろうか・・・・