第二次世界大戦当時の日本とドイツを舞台に、アドルフという名前をもつ3人の男がたどった数奇な運命と、国家という枠組みの中で翻弄される人間たちの悲劇を描く、天才・手塚治虫の代表傑作『アドルフに告ぐ』。
この不朽の名作を「手塚治虫生誕80周年」という記念すべき時に、StudioLifeが舞台化を実現!
これまでに「死の泉」(原作/皆川博子)、「パサジェルカ」(原作/ゾフィア・ポスムイシ)と第二次世界大戦中のナチスを取り巻く悲劇の物語を上演してきたStudio Lifeが、長年の悲願だった手塚作品「アドルフに告ぐ」の世界に挑みます。

厳格なナチス党員であるドイツ人の父と日本人の母をもつハーフの少年、アドルフ・カウフマン。
ドイツから神戸へ亡命し、流暢な関西弁で実家のパン屋を手伝うユダヤ人の少年、アドルフ・カミル。
そして、世界を震撼させるナチス総統アドルフ・ヒットラー。
3人の運命は交錯し、哀しい未来へと進んでゆく。

常に「人間」という複雑な存在を追求し、その心情心理と「愛の在り処」を美しく情感豊かに物語ってきた
Studio Lifeが、手塚作品の中でもひときわ繊細でシリアスな「アドルフに告ぐ」をどう描くのか。
Studio Lifeの新たなる飛躍の瞬間にどうぞご期待ください。

1936年、ベルリンオリンピックの取材でドイツへと渡った峠草平は、留学中の弟を何者かに殺される。
やがて真相は、彼がヒットラーに関する重大な秘密を知ったことによる口封じのためであり、さらにその秘密の書かれた文書が日本へ向けて送られたことを知る。
一方、神戸ではドイツ総領事館員のカウフマンも本国からの指令を受け、文書の行方を追っていた。
熱心なナチス党員である彼は、一人息子のアドルフを国粋主義者として育てようとするが、アドルフは強く反発する。同じ名を持つ無二の親友アドルフ・カミルが、ナチスドイツの忌み嫌うユダヤ人であったから。
差別が厳しい日本で懸命に生きる2人。いつしか惹かれあい、かばい合い、揺るぎない友情で結ばれていく。
しかし、時はヒットラーという独裁者が支配する暗黒の時代。
運命は2人の少年の澄んだ友情を残酷にも引き裂いていくのだったー。


日程 2007年12月20日(木)〜30日(日)
場所

天王洲 銀河劇場
東京芸術劇場 小ホール1 地図

料金(全席指定/税込)

料金(全席指定/税込)
FC(前売・当日共) S席6,000円/A席4,600円
一般(前売) S席6,300円/A席4,800円
一般(当日) S席6,500円/A席5,000円

 
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(日
)
12:00 - - E M★ E - - - E★ M E☆
13:00 - - - - - - M - - - -
17:00 - - M E★ M◎ - - - M★ E M☆
19:00 E☆ M☆ - - - E E M - - -

Ehre(エーレ)チームMut(ムート)チームのダブルキャスト公演になります。
☆=各チームの初日・千秋楽(終演後舞台挨拶あり) ★=終演後トークショ―あり
◎=終演後両チーム参加のクリスマスイベントあり
※ 開場は開演の30分前 ※ 未就学児の入場は御遠慮下さい。

CAST

 
Ehre(エーレ)
Mut(ムート)

アドルフ・カウフマン

山本 芳樹
荒木 健太朗

アドルフ・カミル

小野 健太郎
松本 慎也

峠 草平

曽世 海司

カウフマンの父:カウフマン/寺岡 哲
カウフマンの母:由季江 /三上 俊
カミルの父:イザーク /藤原啓児
カミルの母:マルテ/関戸博一
エリザ・ゲルトハイマー/芸者・絹子/吉田隆太


小城先生/林 勇輔
本多大佐/石飛幸治
本多芳男/仲原裕之
赤羽刑事/奥田 努
県警捜査一課・米山刑事/牧島進一


クルツ/政宗        
アイヒマン/大沼亮吉
ゾルゲ/下井顕太郎


クライツ・ゲルトハイマー/篠田仁志
ゲルハルト・ミッシェ/船戸慎士


ボルマン/河内喜一郎


ランプ/倉本 徹
エヴァ・ブラウン/深山洋貴
アドルフ・ヒットラー/甲斐政彦


他 Studio Life劇団員
※キャストは都合により変更する場合もございます。
※上記の役以外でも出演いたします。

企画・制作
Studio Life
TEL.03-3319-5645  
http://www.studio-life.com
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